ナイトハーベスト

 

技法:シバクローム

縦56cm×横72cm(額87.5×103.5)

エディション LXXVII/CL

2001年6月7日購入

 

なぜ2枚目があるんでしょう(笑)。「マジェスティックナイト」を購入したときは、値段が値段だけに最初で最後のつもりだったのですが(^^;)。人間の欲望というのは膨らむ一方でありまして(^^;;;)。「マジェスティックナイト」購入から約3ヶ月、ご覧の「ナイトハーベスト」を手に入れました。でもこれ以上は、おそらく(笑)購入しないでしょう。我が家にはこれ以上飾るスペースがありませんし(^^;)。

これももちろんインターネットオークションで落札したのですが、「マジェスティックナイト」の時には出なかった競合者が現れ、最初の入札価格では落札できず少し苦戦しました。「マジェスティックナイト」のCCに対し「ナイトハーベスト」はCL。それも大半が海外で出展されたらしく、日本に入ってきている数は少ない(実際、これを手に入れるまで展示会などでも実物を見たことがありませんでした)らしく、それもあって競合したのでしょうか?しかし、阪神ファンの虎キチ@愛媛にとって、黄色という色は神聖なる色(笑)ですし、77という、何だかラッキーなことが起こりそうな縁起のよいエディションでしたので、「マジェスティックナイト」より若干高かったのですが購入することにしました。

カークのシバクルームの大半に埋め込まれているダイヤは妖精の羽根のすぐ上の青白い光(実際は薄紫〜薄青へのグラデーション)のところに2個と、その右下の黄色い光のところに1個の合計3個埋め込まれています。スポットライトをあてると、妖精の羽根の部分がキラキラと輝いて見え、妖精と黄色い2つの花が浮かび上がって見えます。また、拡大画像(写真をクリックすると、妖精の拡大図が表示されます)でも少し確認できますが、両手の中に光球でもあるかのように優しく輝いて見えます。そして周りの草も、見る角度によって緑色の光を放つように輝いて見えます。不思議なことに角度を変えると光って見える草が変わるんです。「マジェスティックナイト」と同様に、光の魔術を魅せてくれる作品です。

躍動するユニコーンの姿を描いた「マジェスティックナイト」の動に対し、花の上でたたずむ妖精の姿を描く「ナイトハーベスト」は静。もちろん、妖精が実在するはずもなく、これも架空の世界を描いたものですが、カークの描いた妖精や女性は、リリーという女性がモデルとして存在します。リリーもカークと同じく自然と動物を愛する心をもち、このページの背景に使用している絵で「ウォーターリリー」とその名を記されているほど、人間・動物・自然・地球・宇宙のトータルハーモニーをアートで表現するヒーリング・アートの第一人者であるカークレイナートに、なくてはならないパートナーです。

さて...。アールビバンっていう会社は、結構全国で展示会等を開いてるし、いろんなとこに店を構えたりもしています。展示会も基本的に入場無料のようなので、一度訪れてみてはいかがでしょうか?

2003年9月21日。松山市のアイテムえひめでカークレイナート来場展が開催されました。もちろん入場無料でしたので朝からウキウキしながら出かけて行きました。カーク先生の来場予定時間より1時間以上も前に会場に着き、ここまでのページで紹介してきた「ファーストライト」や「ムーンソング」「スナグルバニー」等の版画約20点の他、参考出品という形で原画も数点展示されてました。世界に1枚しかない原画は版画の比ではなく凄く貴重で高価なもの。個人的にはシバクロームの光沢感が好きなんで原画にはあまり興味はないのですが、滅多にお目にかかれない原画を目の当たりにすることが出来たのはラッキーでした。

アールビバンの人(入社4ヶ月と言ってましたが結構知識も豊富で可愛らしい女性でした(^^))と展示作品や虎キチ@愛媛の持っている「マジェスティックナイト」「ナイトハーベスト」等について話をして過ごしているうちにカーク先生の来場時間となり、会場に集まった100人前後の拍手の中、リリーさんと共に会場に現れました。我が家に飾ってあるあの絵を描いたのはこの人なんだなぁ、なんて思うと何だかちょっと感動してしまいました。だって、自分にとってはピカソやシャガールよりカークレイナート、ですからね(^^)。ピカソやシャガールには会えない(笑)けど、自分は実際にあこがれの画家に対面している。それだけで幸せでした。

この前日にはラッセン来場展があり、ラッセンは30分程度で帰ったそうですが、カーク先生はインタビューや新作の説明に時間を割き、当日会場で絵を購入した方とは直接話をしながら色紙にサインをしておりました。一人につき10分以上時間をかけてゆっくり話していて、その優しくファンを大切にする人柄がよく現れている光景でした。虎キチ@愛媛は直接話をすることはなかったけど、同じ時間を共有してそこで話を聞けただけでも幸せな1日でした。

インタビューの前に
まずは喉を潤して...

新作の説明をするカーク先生

色紙にサインするリリーさんと
それを見つめるカーク先生
(後方は幻の名作「エンジェル」)

「ナイトハーベスト」と「マジェスティックナイト」を飾った我が家、西坂美術館
(スポットライトを2個取り付け、天井から照らせるようにしてます。気分はすっかり美術館(^^))

光の当たり具合で絵の雰囲気が変わるのは、この2枚の写真からでもある程度読みとれると思います。「ナイトハーベスト」(黄色い絵)の黄色い花の周りにある緑色の葉の部分が、上の写真ではほとんど目立たないのに下の写真ではかなりくっきりと見えるのがわかりますか?「マジェスティックナイト」のユニコーンが上の写真に比べて下の写真ではかなりくっきりと浮かび上がってきてますね。このようにカークの絵には光の魔術がほどこされているのです。しかし、こうやってHP上や写真で見るのと、実物を見るのとでは雲泥の差があります。光があたって色が変わる様は残念ながらHPではこの程度にしか表現できません。

展示会に行けば、向こうも商売ですから絵を勧めてきますが、値段が値段だけにはっきりと断れぱ問題ありません。悪徳商法業者じゃありません(^^)から、そういう人に無理に勧めてくるようなことはありません。まっ、もちろんあなたがその値段に納得し購入するのであればそれはそれで幸せなことだと思います。絵画なんて嗜好品ですから、あってもなくても構わないものであり、その値段には何の根拠もありません。その値段にあなたが納得すれば購入すればいいし、そうでなければ断ればいいんです。アールビバンは「絵に興味があって、見たいだけ」という注文にも応えてくれます。展示会等はなんとなく敷居が高いかもしれませんが見るだけならタダです。是非一度実物を、スポットを当てた輝きのある実物をご覧になることをお勧めしますm(__)m

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